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2008年度予算案をみる
貯めこみ NO1! 2008年度予算案 
 1月31日、板橋区2008年度予算案が発表されました。総額1700億円を超える過去最大の一般会計です。この中には、この間の運動、世論を背景に、くらし応援を反映するいくつかの予算も盛り込まれました。そのひとつが「妊婦健診事業への助成拡大」です。区は1回5千円を上限に14回まで助成拡大を盛り込みました。また、私立幼稚園の保護者負担軽減事業も5千円のアップを図りました。また、区内共通商品券のプレミアム商品券発行も、区民から陳情など要望の強かったコミュ二ティ―バスの実験運行に向けた検討経費も盛り込みました。
 しかし、なんといっても最大の目玉は、基金につみあがった現在高の総額が462億8千万円と、過去最高の基金額になったことでしょう。2006年度では約323億円だった基金がいつの間にか139億4800万円も増えています。問題なのは必要で緊急性のある区民のための予算が組めているのかどうかです。この間、区民の家計は税制改革と、それにリンクして膨れ上がった介護保険料や国民健康保険料、さらに社会保障制度の改革による負担増など、厳しくなるばかりです。にもかかわらず、区はこの間「刷新計画」と称して、特に区民の家計を直接あたためる経済効果が一番大きい「金銭給付事業」はやらないと決め、廃止をしてきました。国の進める負担増から区民を守るとりでであるはずの板橋区からも、こうしたくらしを暖める事業を削られ、区民の暮らしはいっそう厳しくなっています。今一番求められているのは区民の暮らしを暖める予算です。
 驚いたことに介護給付費準備基金は2008年度予算案では約14億円にもなっています。この基金は65歳以上の区民の保険料で残った額を積み立てている基金です。こんなにあまるならば保険料を引き下げてほしいというのが、高齢者の率直な声ではないでしょうか。   
 まもなく4月です。世界のどこにもない75歳以上を別の医療保険に入れ、負担を課すだけでなく受ける医療に制限も導入しようとする後期高齢者医療制度実施が目前です。
 国の悪政から区民を守る予算は待ったなしです。いよいよ予算議会が始まります。貯めこみナンバーワンではなく、区民一人ひとりの暮らしを暖める「あったか予算」を求め、力をつくしてがんばります。
by BunBunMusic | 2008-02-16 16:33 | 区政

命、生きることをなによりも大切に生きたい
by BunBunMusic
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